お知らせ
令和6年度 第6回東北歯内療法学会 報告
2024年10月27日(日)、岩手県歯科医師会館8020プラザにおいて「第6回東北歯内療法学会」が開催されました。今回は、変化する歯内治療に対し広い視野をもつことが必要と考え『多角的視野が求められる歯内療法の変化』をテーマと致しました。
学会当日、盛岡では“いわてシティマラソン2024”や“日本歯科放射線学会”など多くのイベントが開催され、交通規制もありましたが、61名の皆様にご参加いただきました。
学術大会は、はじめに大会長である岩手医科大学歯学部歯科保存学講座う蝕治療学分野教授 野田 守先生よりご挨拶があり開会となりました。午前の部は、一般講演として8名の先生にご発表いただきました。東北大学、奥羽大学より1題ずつ、岩手医科大より4題、そして遠路はるばる北海道大学より友清 淳教授、大阪歯科大学より稲本 雄之講師がご発表されました。各大学で行われている様々な研究や、症例報告など、学会のテーマの通り“多角的”な内容で、多くの質疑応答もあり大変盛り上がりました。
午後の部は、『CBCTを用いた歯内療法に関する臨床解剖~口腔外科的視野から~』と題し、岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科の小川 淳准教授よりご講演をいただきました。開業医時代から現在に至るまで、各種解剖学的構造に関する膨大なデータから得られた知見や、様々な症例、そして私達にはなかなか読影が難しく、見逃しがちな下顎管の分岐に関することなど、多岐にわたる内容で、2時間の講演はあっという間に感じられました。改めて、根管形態の複雑さ、CBCTの有用性など、多くの学びを得ることができました。閉会式では、東北歯内療法学会会長 佐藤 暢也先生のご挨拶に続き、最後に、閉会の辞を実行委員長である岩手医科大学歯学部歯科保存学講座う蝕治療学分野准教授 浅野 明子先生より頂戴し、本年度の東北歯内療法学会を締めくくりました。
謝辞:今回の開催にあたり、13社の企業様からご協賛、企業展示をしていただきましたことに、心より感謝申し上げます。
大会終了後、主管の岩手医大スタッフと東北歯内療法学会関係者の集合写真
特別講演 講師 小川 淳先生へ東北歯内療法学会 佐藤 暢也会長より感謝状贈呈